温泉旅行の写真が仕事で採用。プロの基本「量と質」の関係とは?

写真はプライベートだけで、年間5,000枚くらい撮るのですが、たま〜に、それをデザインの仕事で使うことになることがあります。

熱海の海沿いに建つ、日帰り温泉から撮ったこの1枚も、そんなうちの1つ。

知り合いの小さな会社のウェブサイトを作る仕事をやってまして、会社のイメージが「海」。載せる写真の候補として、おまけで私の撮った写真も送ったら、私のやつが採用になりました。こういうことがあると、じんわり嬉しいものです。

オーナーさんがヨットに乗る人で、海は海でも、「黒潮」の海の写真がイメージに近かったとのこと。色が違うのだとか。

わたしは1回カメラを構えると、最低数回シャッターを切ります。構図を少し変えたり、自分が立つ位置を変えたりなどなど、あまり深く考えずにとにかく少しずつ違うだけのカットを撮る。特に人を撮るときは、表情が刻一刻と変化していますので、さらに多めに。

Atami-2014-09-06-12.25.19

このときは9枚撮影。いらないものが映り込まないように苦労したことがわかります。このうち1枚を色補正しました。

デザインの巨匠チャールス・イームスが語った「わたしのデザインの『秘密』」を思い出します。まず100のアイデアを出す。その中からベスト10を選び、それぞれ100個のバリエーションをつくる。納得がいくまでひたすら繰り返せば、勝手に良いものが完成するということ。つまり、秘訣なんかなくて、量の努力に過ぎない、というニュアンスの話。

プロはたくさん作り出した中から、ベストな1つだけを選んで世に出しています。一般の方は、完成形しか眼にしないので、アート系の仕事をする人は1発で傑作を作り出していると思っているようですが、裏側は結構地道な作業。

写真ひとつにしても、日常的にたくさん撮っているから、失敗もしまくって、打率が上がっていきます。これもまた努力あるのみ。

プロは量が勝負。量がともわない品質は存在しない!

・・・と書いといてなんですが、わたしも、まだまだ量が足りませぬ。精進しまふ。

面接で出かけたオランダで、昔手伝ったオペラの再演を偶然知る。石岡瑛子さんと作った衣装デザイン

この冬に、アムステルダムへ面接で出かけました。

オランダのビジネスマンのおっさん達に混じって、ホテルのビュッフェ朝食であれこれ珍しいハムやらソーセージやらを食し、部屋に戻る途中、ロビーで国立オペラ座の公演カタログを発見。なにか面白い演目でもやっていたら観に行こうかと思い、一部拾ってみました。

部屋に戻って、ページをめくっていたら、見慣れた写真が出てきて驚いた。

IMG_5288

なんと、学生時代に手伝ったオペラが、2月から再演すると書いてある。

石岡瑛子さんの助手をやっていたときに、衣装の一部のデザインをつくらせてもらった、ワーグナーの大作オペラ「ニーベルングの指輪」。あれを手伝ったのは、もう20年近く前のことです。

4部構成、つまりフルレンクスのオペラ×4本で、舞台美術も超前衛的だったし、石岡さんに衣装デザインを依頼するくらいだから大金がかかった公演だと聞いていました。あれ以来、ずっと衣装と舞台装置を保管していたということでしょうか?さすが国立劇場。郊外に大倉庫でもあるに違いない。何度も再演できるすごい作品をつくれば、大金をかける価値もあるという判断だったのかもしれません。

helmet06 (1)

ドクロの形をしたヘルメット。石岡さんのディレクションで、デザインとドローイングは私。鉛筆と木炭。消しゴムも画材のように使って、要所ハイライト部分を白く。当時工業デザインを勉強していたので、「ヘルメットのデザインやってみる?」と、頼まれました。上の青い舞台写真でかぶっているやつ。

monster-sketch01 (1)

こちらは巨大な怪獣のデザイン画。おなじくわたしの絵。ペンとマーカーと色鉛筆、修正用ホワイトでハイライト付け。ええ、オペラの舞台装置です、SFホラー映画ではありません。工業デザインチックな描き方ですね…。

_DSC6528

今年の旅で泊まったホテルが、ちょうど運河をはさんでオペラ座(写真)の反対側でした。劇場は当時の姿のまま・・・だと思うのですが、なにせ若い頃だったので興奮していて記憶が定かでない。

今回は用事を済ませるだけの短いオランダ滞在だったので、再演を観ることはできませんでしたが、石岡さんに招待されて、初演を観にニューヨークから飛んできた数日を思い出しました。

ぶっとんだ学生時代でした。

夜のシンガポール発、マレーシア・ペナン島に上陸。家探し編序章

数日滞在していたシンガポールのチャンギ空港から、夜19:40発のJetStar便に乗り、ペナン島へ飛んだ。

およそ1時間半の短い空の旅。シンガポールは、マレーシアの先端にくっついている小国なので、国内線のような感覚だ。時差も無い。

IMG_20140623_163651

東南アジアは、LCC(格安エアライン)の巨人たちが肩を並べる地球の一角なので、いろいろな安いチケットの選択肢があるものの、AirAsiaのシンガポール発ペナン行きよりも多少安かったので、JetStarで飛ぶことにした。

ジェットスターはオーストラリアのカンタス航空系で、格安エアラインの割にデザインのセンスがそこそこ良く、自分好み。エアアジアの方は、内装やら制服やらの色合いとデザインが、言うなれば錦糸町のチープなキャバクラといった風情。微妙な差ではあるものの、選べるならJetStarの方がいいなあ・・・と、このフライトで想いを新たにす。

IMG_20140623_191700

IMG_20140623_191654

ペナン国際空港から、空港公式の定額制タクシーでホテルに向かった。空港はペナン島の南端にあり、中心部の北側へは高速道路を走って30分ほどの移動。

窓の外を流れていく夜の景色は、どこの国でも共通の、空港からの高速道路の眺めで、地元の人が住んでいるであろう質素な風貌のマンションや、シャッターの閉まった店、暗いオフィスビル、そして大きな看板が、街灯とともに流れていく。

途中、ハードディスクで有名なWestern Digitalの工場が眼に入った。あとで聞いたところによれば、ペナン州は税制優遇で海外企業をたくさん誘致していて、日本をはじめとする世界各地の工場があるそうだ。昔ほどではないと聞くが、いまでも日本の駐在員がたくさん住んでおられるのはこれが理由。

道中、タクシーの窓から左右の光景を、嫁としげしげ観察。大きなスーパーやら、コンドが見える度に、このへんはどうかね?と話は絶えない。空港からの道すがらは、地元色が強く、外人向けのリゾート感は無い。致命的なのは、本土との橋もかかるこのあたりの島の東側は、どう見ても車での生活が前提な雰囲気であることだった。私たちは車を買う気は無いので、歩いて生活できる場所が条件なのだ。

明日から始める住む家探しでは、島の北側を中心に歩いてみるのが良さそう。東側が、事前に調べて、家賃が安かったのは、地元の人向けのエリアだったからのようだ。

IMG_20140624_201310 (1)

ずっと続いたロマンティックではない郊外の景色が終わり、急に、歴史感ある低層の建物ばかりが建つエリアにタクシーがさしかかった。2008年にユネスコ世界文化遺産に指定されてた歴史地区だ。

夜で人影がほとんどなく、開いている店はほとんど無い。もっと観光地化している賑やかな場所かと想像していたが、思ったより地に足のついた静かな街のようだ。頭を「不便」という二文字が横切る。

アジア圏に強いAgoda.comで予約してあったツーリストクラスの「Armenian Street Heritage Hotel」 は、世界遺産エリアに建つ比較的新しいホテル。ペナン島の地理に詳しくなかったので、このあたりが中心部かと思って選んだものの、翌日には、世界遺産エリアは古い下町で、地元の人が住む一般的エリアでは無いことが判明する。

なぜにホテルの名前に、東ヨーロッパ・アルメニア共和国の言葉がついているのかと不思議に思ったが、アルメニア人の歴史的人物にちなんだ名前の通りが近いからだという。

この島は、ある種、香港のような歴史をもつところで、何百年もの間、インド・中国・マレー・日本・ヨーロッパなど、様々な国の商人が住む貿易拠点だった。その多様性は、現代にも引き継がれていて、マレーシアの中でも特に、いろんな民族が住んでいる場所。この島に外人が住みやすい背景には、そういう長い歴史があり、いまでは日本や西洋の国々から移住する人が増えているから、自分が外人だという意識はさらに薄れる。ニューヨークに4年住んだことがある自分には、この溶け込める感は、ことのほか嬉しい。

IMG_20140623_230719 (1)チャンギ空港で軽い夕食を食べただけなので、さすがに腹が減った。午前中にホテルをチェックアウトしてから、炎天下のシンガポール植物園を歩きまわって汗だくだったが、街があまりにも静かなのでシャワーも浴びず、レストラン危機を感じて二人してホテルを出た。

まだ夜10時だというのに人影がほとんど無く、静まりかえっている。世界遺産に指定された絡みで、営業時間の規制でもあるのだろうか?遅くまでやっていそうなカフェを調べてから出てきたものの、マレーシアのSIMチップをまだ買っていないのでスマホの地図が使えない。南に向かっていたつもりが、15分ほど歩いてから、真逆に歩いていたことに気付く。方向感覚が抜群だという自負があると、こういうときに深みにはまる。

たどり着いた場所は、インド人街だった。シンガポールでも宿が安かったリトルインディアに泊まったので、インドに縁があるようだ。夜おそくはインド人以外働いてないのか、このあたりは?

大きなオープンレストランなのでファンによる空冷。夜なのでさほど暑くはない。あっという間に出てきた飯は、期待以上に美味かった。妥協して入った店だったが、後日、TripAdvisorの人気店「Restoran Kapitan」だと知る。タンドリチキンのプレートセットと、バターチキンカレー、ナン、ラッシー2種。これで約700円。安い。タンドリチキンは、自分が日本で食べていたパサついたものとは雲泥の差で、もちもちしっとりした食感。いつも私よりも腹が減るのが早い嫁は、幸せそうにラッシーをチューチュー吸っている。

_DSC7421

翌朝。モスクのスピーカーから大音量で聞こえてくる、祈りの声で眼がさめた。

マレーシアは日が昇る時間が遅くて、時間の感覚が狂う。窓を開けると外はまだ暗い。再びベッドに転がり込んで天井を見上げると、謎の矢印が眼に入った。お祈りのための、メッカの方角だろうか。そう、この国は、われわれ日本人にはなじみの無い、イスラム教の国なのだ。

今日からの家探しの条件リストに、「モスクが近くにないこと」を書き足した。

フリーの仕事人ならとっととマレーシアに移住せよ!ペナン島のファーストインプレッション

===
*この記事は2014年の情報で、東南アジアは変化が早いですのでご注意ください。すでに長期のビザ無し滞在はできなくなっています。
===

仕事と生活の拠点として、マレーシアのペナン島に家を長期契約しました。

予想以上に快適な生活なので、もっと早く移住すりゃよかった!とさえ思っていますが、その背景にある理由の全体像をざっくりご紹介。

わたしは人並み以上に、世界あちこちに住んだり旅したりしてきましたので、その経験から各地と比較した感想です。ただし住み心地なんぞは、人それぞれの境遇や好みによります。わたしの状況は次のようなものであることを念頭にお読みください。

  • 40歳手前の自営業現役。主にデザイン仕事や自前事業の準備中
  • 長いつきあいで気が知れたクライアント様が日本に複数いる
  • 仕事は場所に限定されずネットと電話で完結
  • 夫婦両方とも英語を話せて、海外長期居住経験もあり
  • 事業苦戦中につき、収入はお恥ずかしいレベル
  • 仕事がはかどることが最優先

退職して移り住む日本の老夫婦も多い島ですので、最近はテレビにもよくマレーシアは紹介されますが、中年で仕事バリバリの最中で移住というのは少ないので、ご参考になればと。リタイヤ組だけに遊ばせておくにはもったいない!

プロに重要な「精神状態のメンテ」がしやすい南国

IMG_20140701_174622

神経をすり減らす仕事を毎日やっているプロには、メンタルの管理が極めて重要です。南国に住むことにした理由の中で、最も大きなものがこれ。

これは、キマジメに働く日本人には特に肝で、ストレスや働き過ぎによる病気やら体調不良で痛い眼にあった人なら分かっていることではないでしょうか。フリーランスの人で、精神的にぶっ壊れた人が、私のまわりにはうじゃうじゃいます。私も過去にいろいろ苦労しましたので、人一倍この要素に気を遣っています。

南国が良い理屈としては、赤道に近い場所に住んでいる人ほど、自然にハッピーになるのだそうです。これは科学的に実証されていて、眼から強い光が入ってきている間だけ幸福物質の筆頭「セロトニン」が体内で作られるため、日照時間の長さが鍵になります。

暗くなると、そのセロトニンが、夜眠くなる物質「メラトニン」に変化するので、熟睡できるようにもなります。

脳科学的には、日照時間が少ないと幸せ物質が減ってストレスが増え、脳が神経質で過敏な状態になります。このストレスは悪いことばかりではなく、集中力が増したり、細かい部分に眼が行くようになるようなので、北国の先進国の人々が良く働き、すぐれた製品やデザインを多く作っているのも、これが理由ではないかと私は考えています。

反対に、太陽の降り注ぐ南国でリラックスした状態だと、幸せ物質が出まくってハッピーになるものの、集中力は落ち、細かいことがどうでもよくなりストレスは減ります。どっちもどっちということですが、日本人は神経質な人が多いので、南国にたまに来てバケーションした方が良いのではないかと。

わたしの場合は、子供の頃から過剰に神経質で良い仕事はするものの、時により過敏すぎてストレスでダウンするということを何度もやりました。ですので、南国に移り住んですこし角を取るくらいでちょうど良いのではないかという試みです。

いまのところ、意図した通りになって、仕事もはかどっているので、しめしめという感じ。

天気も猛烈に暑くは無く、南国なので冷房設備は万全。我が家は、床がすべてヒンヤリしたタイル張りで、3LDKの全部屋にエアコンと天井ファンが完備。高層コンドの16階で風通しがよく、エアコンはたまにしかオンにしません。敷地内に大きなプールもあり、たまに運動がてら涼みに行っています。

東京だと眠りが浅い同じく繊細なうちの嫁は、日照時間効果のほか、夕方プールで泳いだりしていることもあり、寝付きがかなり良くなってきた様子。

隣のショッピングモールに、最先端設備のスポーツジムがあり、月4,000円程度(日本の半分以下)なので、そのうち契約するかもしれません。ちかく、涼しい時間帯に海辺のジョグも始める予定。

素敵な家が安く簡単に借りられる

IMG_20140702_0926583LDK、バスルーム2つ、80平米、家具付き、高層コンドミニアムの16階(要するにマンション)、改装したて・・・を借りました。

海にほど近いPersiaran Gerney通りの金持ちエリアです。海から少し入ったところにあり、築年数も古いため、掘り出し物の部類ですが、これで月7万円

日本人は綺麗に住んでくれると評判らしく、見学時に顔をあわせただけで貸してくれました。現地人だとちょっとした審査はあるようですが、外人は基本的に対面チェック+パスポートだけというシンプルさ。日本だとフリーランスの仕事人は審査で却下されることも多いので、まさにうってつけです。高い物件は外人でないと借りないという背景もありそうな気がします。物件の数も豊富です。

日本との違いは、契約期間の途中で出ていくと、敷金2ヶ月(家具付きの場合)+光熱費半月分の敷金は戻ってこないということ。1年以下の短期契約だと物件数も少なく、家賃も高くなります。礼金は無く、業者へ払う仲介料はペナン島の場合は家賃の半月分(マレーシアの他の場所では大家だけが1ヶ月負担なので、借り主は不要)。

家だけで生活が成り立つわけではないので、家賃が安くて広いだけなら、日本の田舎という選択肢もありだとは思いますが、生活のしやすさや楽しさを考えると、われわれはペナン島を選びます。

滞在ビザの自由度が高い

いくら住みやすくても、例えばアメリカのようにビザ発給の厳しい国には長期に渡って住むのは難しいのが現実。現地で働かない日本人ならば、マレーシアに90日間のビザ無し滞在が可能です。

しかも、英語で言う「Visa Run」=出たり入ったりして90日を何度も延長していく方法が通用するようです。LCCが近隣諸国まで安いコストで飛んでいますし、どのみち3ヶ月に1回くらいは日本に帰る用事もあるのではないでしょうか。少しコツはいるようなので、自己責任でどうぞ。

完全にこちらに拠点を移さず、年間の半分を日本と行ったり来たりするようなダブル拠点生活ならば余裕のビザ条件です。家賃も安いので、少し安いところを選べば借りっぱなしにすることも可能なレベル。

数年以上住もうとするなら、退職者用のビザ「MM2H」を取得するのがベストです。われわれも、最初はビザ無し滞在で生活して、将来はMM2Hのゲットも想定中。

物価が安く、日本では不可能な金持ち生活が可能

同じ額のお金を稼いでいても、物価の安い国に住んだ方が、使い出があるというもの。

わたしの個人的な観察では、現地人物価は日本の1/3くらいです。ただし、この物価で生活するには現地の低所得者のような家や食生活をする必要があります。日本と違って東南アジアの国は貧富の差が激しいので、生活の内容に大きく左右されます。

日本人だと、現実的には金持ち寄りの快適な生活をしながら仕事をする感じになると思いますので、日本の数割引きという感覚でしょうか。日本と同じ生活費で、金持ち感覚の生活ができると考えると良いと思います。ただ節約しようとするといろいろ制約が出てきます。

ペナン島もクアラルンプールも、車を持っていることを前提とした郊外型のエリアが多いので、車の費用がかかることもあります。わたしたちは、徒歩で生活できる便利なエリアの安め物件を借りました。

日本と比較しての物価は、ものによって高かったり安かったり様々で、遙かに安いものとしては、家、肉、光熱費、外食、公共交通機関。高いものは、車(外車の関税が100%)、アルコール類。日本と同じレベルのものは、カフェ代、食材の大部分、ネット接続など。総じて数割安い感覚です。

マレーシアはイスラム国家で建前上はアルコールNGなので、酒税が極めて高く、酒が日本以上に高価なのが難あり。これは、往々にしてストレスが多くて酒を飲み過ぎる日本のプロ軍団には、好条件とも考えられます。わたしはすでに南国効果で精神状態が良くなってきたような気がしており、酒の量が減る傾向にあります。夕食時には屋台で美味しい絞りたてジュースを飲んでご機嫌。自営業は体が資本ですのでね。

飯が美味くて安い

IMG_20140701_202612

「ホーカー」と呼ばれる屋台街が街のあちこちにあり、人気で、すこし小ぶりな料理をひと皿5リンギ(約150円)で数皿と100円程度のドリンクを頼めば、2人で外食完了。

ただし、東京のようにハイレベルなグルメレストランはあまりありませんし、あっても高い。レストランにしても、コストパフォーマンスが高い素朴な料理のところが安いとお考えください。現地の人の多くは、自炊せずに安い外食で済ませる人も多いとか。

現地の飯が美味いかどうかは、考えや味覚が柔軟な人であるかどうか次第。日本食を毎日食べないと死ぬ、という頭が堅い人は厳しいでしょう。そういう方は、ペナン島でもヨーロッパでも無理かと。知り合いの親族で、食べ物が合わなくて数年で帰国した夫婦がいると聞きました。

とはいえ、ペナン島は日本人が5,000人ほど住んでいる島ですので、地元スーパーでも基本的な和食材は揃いますし、そこそこ高いレベルの和食レストランもありますので、困ることはありません。

ネット接続が充実

プリペイドの携帯LTE回線が十分速いですし、ブロードバンド回線もADSLから光ファイバーまで充実(ただし会社によっては安定度にかける模様)。

金額は日本と同じ~少し高い程度の水準。どの選択肢も外人がパスポートだけで契約可能です。日本のクライアントと海を越えて仕事をする場合、ネットの安定性とスピードの両方が重要になりますが、マレーシアは十分クリアしています。

刺激の少ないシンプルな生活で仕事に集中

IMG_20140704_182203南国は刺激が少ないので、都会型のエンタテイメントを求める人は、1ヶ月もいればすぐ飽きること必至です。

ただ、これは日本と同じ生活スタイルを求めた場合であって、私たちの場合は、派手な生活は若い時にさんざんやってしまったこともあり、シンプルな生活になって、むしろほっとしている感じ。

日本にいる間はあまり意識しませんでしたが、東京は豊富な物や、美味しいレストランなど、刺激的な選択肢が多すぎて疲れていたかもしれないなぁとも思います。

いまのところ、安くて楽しい屋台街に夕食を食べに行ったり、仕事終わりにコンドのプールに泳ぎにいったり、それだけで充実した毎日が過ぎていきます。

精神状態が良いからか、あまり刺激的なものが必要なくなる感じとでも言いましょうか。年齢的なことも背景にあるかと思いますが・・・。ネットを見たり、電子書籍や映画を買ったりは世界のどこからでもできますしね。

家電や電子機器の選択肢も日本よりも少なく、Amazonもありませんが、仕事のための基本的機材は、地元で手に入りやすいものから選べば特に問題なさそうです。服も、ユニクロやH&Mがあるので、日本にいるのと大差ありません。これで、無印良品がペナン島に出店したら、わたしたちにはほぼ日本と同じような生活になりそう(クアラルンプールにはあります)。日本からそのまま持ってきたようなダイソーの大きな店舗もあり。

外人フレンドリーな街、ペナン

IMG_20140701_093801

なにより、英語がどこに行っても十分通じるのがありがたいところです。不動産の契約書類も全部英語だったので助かりました(写真:大家さんと契約中)。

これは長い間いろんな民族が住んでいることと、イギリス統治時代の影響で英語で教育が行われていた時代が長いことによるものと聞きます。もともと、香港のような貿易の島として栄えた古い歴史があるため、中国系、インド系、マレー系など、さまざまな文化の人々が住んでいてごちゃ混ぜのため、日本人だから目立つという感じがほとんどありません

世界各国の退職組が多数住んでいて、国際的企業の工場も多くあり、外人だらけなので、地元のレストランや店、そして大家さん達も、外人が来る事を前提にしています。

仕事のアイデアも、さまざまな文化が混ざっている多様性のある場所の方が生まれやすい。ビジネス的にも、中国とインドの文化圏なので、将来世界を牛耳ると言われているこの二大文化の近くに身を置くのも良いかと思っています。

くわえて、地味に大切なのが、南の国の人は穏やかで陽気なこと。これも住みやすい理由のひとつではないでしょうか。日本のような先進国の北国は(私たちも含め)神経質な人が多いので、ちと疲れます。

飛行機の路線がそこそこ充実

ペナン島は、タイやシンガポールへの直行便がありますし、日本へは、香港・クアラルンプール・シンガポール・バンコクを経由して往復5万円代からのチケットがあります。直行便が無いことが玄人好みな感じでもありますね。

このあたりの国々は、LCC(低価格の航空会社)が充実していて、特にマレーシアの首都クアラルンプールはエアアジアの本拠地。ペナンから安い国内線でそこまで飛べば、その先は日本を含む各地に格安で飛べます。ペナンからは長距離国際バスでシンガポールやタイへ行けるほか、リゾートのランカウイ島やタイへフェリーも出ています。

裕福な国なので平和で安全、女性も安心

マレーシアは東南アジアの中では収入レベルが非常に高い国で、そのせいか、怪しい連中が街にほとんどいません。良心的な物乞いのおじいちゃんがたまに屋台街にいる程度。危ないめにあったこともゼロです。

男だけなら、バンコクでもバリ島でもセブ島でも問題ありませんが、嫁同伴での移住となると、女性ひとりで夜歩いても大丈夫かというと、自分がいろいろ危ない眼にあっているだけに、あのへんの後進国はやはり厳しい。

マレーシアだと、少なくともクアラルンプールやペナン島のような都会はとても安全です。

総論:非常にバランス感覚が良く、生活しやすい国

_DSC7506 (1)

さて、この国は、あらゆる要素が最高点の国ではありません。その点はご注意ください。

しかしながら、マレーシアの中でも、第二の都市であるペナン島は、長期にわたって住むための条件を、かなりの高いバランスでクリアしています。多くの要素がAクラス、ほぼすべての条件で平均点以上をクリアしている場所というのは、世界すべてを見回しても他に例がありません。特に物価と生活水準のバランス感覚において。

それで、自然に、ペナン島に住むことになりました。

例えば、タイやフィリピン、バリ島は物価はマレーシアよりもさらに安いですが、生活水準は遙かに低いので街は汚く、怪しい連中も多いですし、ネットもまだ不安定。仕事がはかどることを優先すると候補から外れます。1ヶ月程度の短期滞在なら我慢できるレベルですが、数年を前提とした生活の安定感重視の現役移住には、バランスが悪いと言わざるを得ません。

マレーシアの首都クアラルンプールも、住む前提で2度訪れましたが、そこは大都会。現地で仕事を見つけるには良さそうですが、元々東京に長く住んでいた私たちには、気分転換にならなさそうでした。生活の便は良さそうですが、海が無いので南国感に欠けるのも残念。

生活水準や文化レベルが高い国というと、マレーシアの金持ち版とも言えるシンガポールがありますが、あそこは東京23区サイズの土地に、金持ちを詰め込んだような街で、財布が瞬時にパンクします。現地で就職して、シンガポール水準の給料をもらわない限りは、長期滞在は難しいでしょう。欧米の先進国も住みやすいですが、ビザや物価の関係で気軽な移住は不可能。

以上、取り急ぎ、ペナン島移住のファーストインプレッションでした。細かいネタは、今後長い滞在の中で書いていくことにしますので、ツイッター @yoshiabe での実況と併せてお楽しみください。

セブ島のスコールはすぐ通り過ぎる。人生のあんなことこんなことも

ヨメが通う英語学校前の広いロビーで待っていると、みるみる外が暗くなってきました。絵に描いたような、スコールが来る前兆。

セブ島は、6月からの半年が雨期で、それにあわせてホテルも安くなると聞きます。

滞在2週間ぽっちの日本人が見ても明らかに怪しい空の色でしたが、授業終わりのヨメと、スーパーマーケットに行く待ち合わせだったので、オレンジ色の折りたたみ傘を短パンのポケットに突き刺し、のこのこ出かけました。

工業デザイン専攻のデザイン屋としては、雨の日でも車にはねられないよう、傘は蛍光色に限るというこだわりでして。

IMG_20140606_150256

道すがら、空がどんどん暗くなっていきます。雲がすぐそこを流れていて、グルグル渦を巻いています。滝壺に突き落とされておぼれるている真っ最中、天国の方向を見上げたら、こんな感じに見えるのではなかろうか(想像)。

この国ではちょうど今が夏休みで、南フィリピン大学のセブキャンパスは、まだ人影はまばら。3時10分。授業が終わって一斉に出てきた英語学校の留学生たちに混じって、ヨメ登場。キャンパスを出ると、もうポツポツ降り始めていたので、早足でJYスクエアという小さなショッピングモールまでのボコボコ道を急ぎます。

着いたとたんに、土砂降りスタート。

日本の雨は降り始めると、シトシトと1日中降り続いたりしますが、南国のスコールは、バケツをひっくり返したような勢いで30分ほど降り続け、そのあと、何事も無かったかのように、ケロッと日差し照りつける南の島に戻ります。

しばし私たちも、雨宿り客で大混雑のマクドナルドにて、買い物を始める前に時間つぶし。

ガラスの向こうには、おとなしく止むのを待っているセブの地元の人達が集まっていました。慌てず焦らず、おとなしく入り口の屋根の下で、雨雲がとっとと通り過ぎるのを待っているようです。

ところで、日本でもベストセラーになっている、自制心に関する実用書『スタンフォードの自分を変える教室』に登場する科学的実験によれば、人間は、目の前にある不幸や大問題はこの先の将来も永久に続く、というありえない幻想を持つ傾向があるようです。言うなれば、日本の梅雨のように毎日降り続くもののように感じる。

人生にスコールがやって来るときはよくありますけれども、セブ島の人のように冷静にやり過ごすというのも名案かもしれません。どんな災いも、しばらく待ってりゃ、勝手に通り過ぎますので。

お釈迦様の教えによれば、不幸も幸福も、人生を形作る重要なパーツなので、どっちが多い方がよいという話ではないということです。どれも人生の一部、以上・・・というわけで。

こだわりや好みなんぞ、コロコロ変わる。白豚、セブ島で氷たっぷりのビールを飲みながら苦悩す

セブ島に来て1週間半。英語学校での本格的な授業初日から帰還した嫁と、祝いと称して飲みに出かけました。

東南アジア名物の「信号なし大通り」を命がけで渡り、しばらく前から目を付けていたTonyo’sという近所の飲み屋へ。

ざっと見渡すと、座席数は数百あるのではないかという、地元の若い連中御用達のオープンバーです。火曜日の夕食どきだったので、ガラガラ。週末の夜遅くあたりは大混雑してそうな予感。

ローカル系のバーは初めてなので、隣のテーブルを観察すると、氷バケツにビール瓶がたくさん突き刺されている。きっとあれが地元っぽいオーダーの仕方に違いない。メニューを解読すると、定番ビール「サンミゲル」の3本セットが110ペソ(約250円)。セブ島の外食では一番安いレベルなので、早速オーダーです。

IMG_20140603_181127飲み口がナプキンに包まれ、氷バケツにつっこまれたサンミゲル・ビール3本。氷とスプーンのセット。グラス2つ。

このビジュアルは、日本だと、ほぼ重い酒の「水割りセット」そのものですな。

異国は、こういう習慣の差が、脳をズバズバ刺激するのでたまりません。職業柄、燃えます。

タイでもそうですが、南の国ではビールに氷を入れることが多い。日本だと「薄くなっちゃう!」と呆れられる飲み方ですが、クソ暑い南の島だと、すぐにぬるくなるし、そもそも汗だくの白豚状態で濃い酒なんて飲んでられない。薄いビールにさらに氷を突っ込んで、さらに軽くして飲むくらいでちょうどいい。とくに扇風機だけの屋外バーにおきましては。

「うめえぇぇぇ〜〜〜」と、相方とガブガブ飲み続け、追加オーダーしたあたりで、ふと思いましたが、ビールひとつにしても、住んでる場所の気候だけで、自分の好みなんぞガラッと変わってしまうもんだなぁ、と。ご褒美にプレミアムモルツ!な本物ビール志向は、どこに行ってしまったんだ、と。

「こだわり」とか「好み」いうのは、自分が住んでる街の天気とか、勤めてる会社とか、一緒に住んでるパートナーとか、そういった特定の価値感の中でだけ成立しているもんですね。

すごい仕事人の皆さま一堂に「自分の感覚を信じてつくれ!」と教わってきたものですから、自分が良いと思うかどうかということを頼りに、デザインをしたり、アドバイスをしたり、物を買ったりします。それが、こだわりとか好みとか呼ばれるもの。

変態デザイナーじゃなくても、そういう毎日そうやって生きてるでしょう。

ところが最近、自分の好きなものが、毎日変わって行く感じがしています。よく考えると全然安定してない。

30代後半の中年男になって、世界中あちこち住んだり旅したり、結婚したり、いろんな経験をした末、人生の半分にさしかかろうとしてます。いま実感しているのは、20代の頃に比べたら自分の価値感は180度変わっている。やりたい仕事や、女性の好み、食べ物、住みたい家、欲しい物など、ぜんぶ。しかも、今も刻一刻と変わっています。

「自分の感覚を信じてつくれ!」という、あのアドバイスには、価値感やこだわりは全人類共通・普遍のものだという前提があると思います。ところが、今の世の中、テクノロジーはどんどん変わって行くし、いろんな違う生き方が当たり前になってきている。

私の親方をはじめとする一流の仕事人の面々は、ものすごい「こだわり」を飯のタネにしているので、やっぱり自分もいろんなことに執着しないといけないもんだと思ってたんですが、これだけ自分の価値感が変わって行くとなると、何を基準に仕事をしていけばいいのか?

セブ島のローカルバーで飲み過ぎた翌日、クソ暑いというのに、んなことを考えております。

フィリピンに来たら、サンミゲルビールをぜひ。うす美味いです。

無料で『エアギフト』お試しください!…および今後のキャンペーン妄想

エアギフトのような変わったサービスは、一度試して頂かないことには、始まりません。

そこで、最初の1通を無料でお使い頂けるキャンペーンを、10月末まで行うことにしました!

480〜980円までの品物が完全無料ですので、ツイッターやfacebookでお友達もお誘い合わせの上、容赦無くご利用くださいませ。

ご利用方法は、こちらのページをご覧ください >

 

この種のサービスの立ち上げは、私自身、2回目になります。最初の1回目は、郵便で一輪の花が届くというもので、グッドデザイン賞を頂いたり、マスコミに何度も載りましたが、それでも軌道に乗るまで数年かかりました。

斬新なアイデアほど、最初は苦労するものの、地道に改良を続けて売り続ければ、少しずつ使ってくださる方が増えていくのは、すでに経験済み。今回は慌てず騒がず、がんばります。(ええ、前回は超ドタバタ劇を繰り広げました)

エアギフトは、人から人へひろがっていくサービスなので、とにかく沢山の方に使って頂くのが最優先かなと思っています。

最初に欲を出して儲けを優先すると、いつまでも滑走路を走り続けそうな予感・・・。1通あたりの価格が低いため、ネット広告は使う予定がないので、かわりにサンプルとしてゲンブツをどんどん出荷します。ネット広告だと、1人に買って頂くまでに千円とか二千円とかかります。ある程度単価が高い商品でないと成り立ちません。

余談ですがクレジットカードや保険の広告などは、広告1クリックの費用が3,000円もすることもあるのだそうです。アメリカの場合ですが。広告をクリックした100人に一人が契約するというような確立ですので、1人のお客さんを獲得するのに30万円??

・・・ということで、しばらくは、頻繁にキャンペーンをやっていく予定です。安めの商品なので、商品そのものをサンプルとして配れるというメリットも、逆にあります。

直近では、ハロウィーンが近いので季節イベント版の中身を検討中。

どういう用途で使ったらよいかわかりにくいですので、「ありがとう」で贈るなら無料!とか、がんばっている奥さん宛なんていうのも考えています。日本男児は奥さんにお礼を言うのが下手くそなようですので、助っ人を目指し。

ほかに『エアギフトMINI』という秘蔵っ子も控えています。常時無料の黄色の小型版で、即時発送ではなく1〜2週間分をまとめて発送するミニ版サービス。新しい商品を投入すると、ページを作ったり写真を撮ったりで、時間がかかるので、いまはメインの方にフォーカス中です。

メインのエアギフトもまだ認知度が低いので、その状態でMINIを出しても、混乱するだけかと思いまして、タイミングを見計らっています。iPadとiPad Miniのような関係ですね。iPadが無いとMiniのメリットがよく分からない。

キャンペーンの情報は、代表・阿部のツイッター(@yoshiabe)でつぶやいていきます。

あまり営業色を出し過ぎるのも、うっとうしいので、バランス感覚が難しいなぁと思う、秋の今宵です。

乱立する『タイ焼き屋』に想う商売というもの。意外な展開

さいきん街を歩いていると、タイ焼き屋さんが目につきます。

流行っているのに便乗して、「粉モノは儲かる」ということで、脱サラしたおっちゃんが始めるケースが多いのだとか耳にしました。

たしかに、タイ焼き一個の原価は安いし、大それた職人芸も必要ないものと想像。ただ、そういった人が見落としているであろうことは、「お客さんが来るかどうかはまったく別の話」という点。タイ焼きを焼いたら、客がワラワラ集まってくるとわけではありませんのでね。東京駅の中にでもあれば話は別ですが、そのへんの路地裏で成り立つ商売ではありません。

日本という流行すたりの激しい文化の特性上、いつまでブームが続くかもわかりません。流行に乗っかるのはこの国では危険です、よほどレベルの高い専門家でも無い限りは。わたしの経験上、店舗販売というのも、成功が場所に大きく左右されるので、素人にとってはギャンブルのようなものでもあります。

客の気配が無いタイ焼き屋を横目に、起業という危ない冒険について、いつも考えはじめます。考えるだけならまだしも、隣を歩く相方にいつも同じ話をはじめるので、いわゆる迷惑な、タイ焼き屋評論家。

 

・・・と、ここまで書いて、パソコンを閉じました。

 

7年ぶりに出かけた人間ドックで、左目を精密検査してこいというお達しが出たもので、おでかけの時間です。四ッ谷駅に向かって大通りを歩き、路地を入ると、めあての医者の三軒手前に、タイ焼き屋出現。おお!

さっそく、このブログ用に写真3枚ゲットです。

あれ?

なにやら、白いユニフォームの職人さんが3人もいて、なんだか渋い伝統的雰囲気の店構え(写真)です。ほんとはもっと安っぽい店が理想的だったんですが。

眼科の受付のおばさんに聞いてみると、

「あら、四ッ谷界隈じゃ有名で、冬は長い行列ができてますよ。買ってその場で食べていくサラリーマンのおじさんもよくいらっしゃるくらいで。」

実は、わたくし、眼科に最後にお世話になった時期も思い出せませんが、最後にタイ焼きをかじったのも、いつだかも記憶が定かでない。辛口タイ焼き評論家としては、これは困ったもんです。

お医者さんの異常なし!という言葉を胸に、帰り際、相方の分と2つ買ってみました。1つ140円。安っ!

帰宅して調べたら、JR四ッ谷駅近くの静かな路地にある「たいやきわかば」は、食べログでレビュー400件の有名店!社用で、わざわざ遠くから買いに来る人までいるらしい。

相方の帰宅を待てずに、すぐ食っちゃいました。パリッと焼き上がった皮と、文字通り尾っぽまで詰まった、絶妙な甘さのスムースあんこ。たしかに美味い。

ここで、このブログは、書き始めには想定していなかった、甘めの結論に到達します。

結局、どのビジネスも、レベルはピンキリ!

あとですね、人生、次にどんな意外な展開が待っているか予測不能!それがおもしろいっす。

・・・以上、新宿区舟町から、新米タイ焼き評論家への一歩を踏み出した阿部がお届けしました。